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2016年4月18日月曜日

読書感想文 -凍てつく世界-

読書感想文 -巨人たちの落日-に引き続き、やっと凍てつく世界全4巻読破しました。
非常に長かったけど、第二次大戦佳境の4巻はほぼ一気読みしました。

巨人たちの落日で活躍した主人公達の息子、娘達が活躍します。
これだけ世界各地、横文字の主人公達がいるけど、比較的誰が誰だかわからなくなる、ということは無いと思います。
(寧ろ平家物語とかのがよっぽど誰が誰だかわからなくなる・・・)

今回も事実を基にしたフィクションではありますが、巨人たちの落日同様当時の生活や政治外交などが非常によく理解できました。
人々の暮らしっぷりも、当時の写真や映像なんかとあわせて読む事で更に理解が深まると思います。

抜刀隊 PLUS!:AcesHighやカウンターストライクの部隊
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恐ろしいのはファシズムの台頭で、英独それぞれ主人公がいるだけに、ドイツでのファシズムの台頭とイギリスでのファシズムの動きが描写されています。
AHとかやってるとついついドイツ軍の兵器は優秀だなぁ、とかになってしまいますが、やはりナチスについては忘れてはならないのだな、と改めて思いました(スワスチカにあれだけ拒否反応示すのも改めて納得)。
第二次大戦前後を描いているだけに、戦後のドイツ復興や東欧圏の暗さなども描写され、冷戦への序幕となっています。
ベルリン空輸が偉大な功績ってのは知っていたものの、この本を読んでやっと理解できたような気がします。
歴史の教科書、参考書では理解できない部分を補完するのにとても良い教材だと思いました(日本の帝国主義に対する見方も非常に妥当だと思います。)。

また、今回はイギリス空軍も多少なりとも活躍します。気くらいの高いイギリス貴族ボーイはRAFに入隊、パイロットとして戦争に参加します。


そのとき、何かが見えた。航空機が1機、列車を追尾していた。それは列車の真後ろにつくと、高度を下げはじめた。


イギリス軍機だった。


ホーカー・タイフーン単座戦闘機-綽名は”ティフィ”-だとわかった。ティフィはしばしば、敵の前線の後方深くへ進入して通信施設を破壊するという、危険な任務を与えられていた。操縦桿を握っているのは勇敢なやつなんだろうな、とロイドは思った。


他の戦いもこんな感じで、戦記では無いので淡々と、しかし描写はしっかりとしていると思いました。それぞれの視点で戦争を語らせています。
全4巻はそれなりの覚悟がいるかもしれませんが、是非一読あれ

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